赤い玉 みだらに狂ってこそ、映画 9.12[土]全国ロードショー赤い玉 みだらに狂ってこそ、映画 9.12[土]全国ロードショー
鬼才高橋伴明監督が主演奥田瑛二を迎えてエロス作品復活。 introduction

鬼才高橋伴明監督が主演奥田瑛二を迎えてエロス作品復活。

introduction

監督・高橋伴明、主演・奥田瑛二。人間の深淵を、まさぐるように表現する2人が組むことで描かれる〃生〃と〃性〃の饗宴。
「丘を越えて」「禅 ZEN」「道~白磁の人~」などの人間ドラマで充実期を迎えた高橋伴明監督が「愛の新世界」から21年ぶりのエロスに挑んだ、この秋話題の1本!
人生の半分を過ぎようとする男たちが探し続けている〃不確かなもの〃。人間が誰しも経験する「老い」が「性」にも追いつく時間を葛藤と焦燥感に苛まれ、それでも求め続けるしかない人生。
「みっともなさの中にこそ人間の人間たるゆえんがある」と嘘ぶく主人公・映画監督・時田には奥田瑛二。
時田の愛人・唯には名監督のもと実績を積み重ねてきた不二子、時田の人生を狂わせる女子高生・律子にはオーディションで選ばれた期待の新人・村上由規乃、同じく学生からオーディションで選ばれた土居志央梨、花岡翔太、さらに、柄本佑、高橋惠子らが集結。
2015年・秋、監督・高橋伴明が、昨今の日本映画でオブラートにくるむようにしか表現しなくなったエロスの世界を、白日の元に曝 していく。

赤玉伝説って知ってるか 男が打ちのめされた印に、先っぽから赤い玉が出るんだとさ story

赤玉伝説って知ってるか男が打ちのめされた印に、先っぽから赤い玉が出るんだとさ

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大学で映画撮影の教鞭をとりながら、自らは新作映画の撮影に入れないでいる映画監督・時田修次。
映画とは自らの経験が投影される、そう考えている時田は、まるで自分が映画の登場人物ででもあるかのように人生を流浪しているようにも見える。
新作の脚本にとりかかる時田の私生活には唯という存在が根を下ろしているが、その現実から虚構(映画)の世界に誘うように時田の前に現れる一人の女子高生・律子。
世界の境界さえも喪失していくように、いつしか律子の存在が時田自身の人生を狂わせていく……。

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奥田瑛二

奥田瑛二(時田修司役)

1950年・愛知県春日井市生まれ。1979年「もっとしなやかに もっとしたたかに」(監督・藤田敏八)で主役に抜擢され頭角を現す。1986年「海と毒薬」(監督・熊井啓)で毎日映画コンクール男優主演賞、1989年「千利休 本覺防遺文」(監督・熊井啓)で日本アカデミー主演男優賞、1994年「棒の哀しみ」(監督・神代辰巳)ではキネマ旬報、ブルーリボン賞など9つの主演男優賞を受賞。2001年、映画「少女」を初監督、以降「るにん」「長い散歩」「風の外側」と作品を送りだし、「長い散歩」は第30回モントリオール世界映画祭グランプリ・国際批評家連盟賞・エキュメニック賞の三冠を受賞。2012年「今日子と修一の場合」を発表。映画監督の安藤桃子、女優の安藤サクラの父親としても有名。最新出演作品は2015年NHK大河ドラマ『花燃ゆ』、玉木文之進役にて出演中。映画「この国の空」(監督・荒井晴彦)8月8日より公開中。

不二子

不二子(大場唯役)

11980年・佐賀県生まれ。ファッション誌『PeeWee』のモデルを経て女優に。連続ドラマ『伝説の教師』(NTV)、『千年の桜幻視』(NHK)、『多重人格の探偵サイコ~雨宮一彦の帰還~』(WOWOW)など。映画はこれまで三池崇史、辻仁成、蜷川幸雄、園子温、瀬々敬久、石井隆と、名うての監督作品で壮絶かつ印象深い役を演じ続けてきている。

村上由規乃

村上由規乃(北小路律子役)

1994年・山口県徳山市生まれ。高校時代は油絵や陶芸、農業などに興味を持つ。卒業後、もっと自分の身体を使って多くの人と作品を作りたいと考え、京都造形芸術大学映画学科俳優コースに入学。入学直後、高橋伴明監督「赤い玉、」のオーディションで北小路律子役に大抜擢。映画初出演とは思えぬ存在感で、初老の監督・時田を惑わせる魔性の女子高生を演じきる。

花岡翔太

花岡翔太(矢島健一役)

1993年3月3日生まれ。
2011年4月に京都造形芸術大学映画学科映画俳優コースに5期生として入学。
在学中は主に学内の舞台や映画に出演。2013年「彌勒」(監督:林海象)、2014年「正しく生きる」(監督:福岡芳穂)に出演。
本作の矢島健一役はオーディションで決定した。

土居志央梨

土居志央梨(加藤愛子役)

1992年・福岡県生まれ。2015年東京造形芸術大学を卒業。在学中に受けたオーディションで「赤い玉、」への出演が決まる。他に「鉄の子」(監督・福山功起)、「マンガ肉と僕」(監督・杉野希妃)が2015年公開、「ヒメアノール」(監督・吉田恵輔)が2016年に公開予定。

柄本佑

柄本佑(青山プロデューサー役)

1986年・東京都生まれ。03年映画「美しい夏キリシマ」(監督・黒木和雄)で主演デビュー。同作品で第77回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、第13回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。その後、映画のみならずドラマ、舞台など幅広く活躍。近年の主な出演作品にはドラマ『若者たち』(CX)、『雲霧仁左衛門』(NHK)、『天皇の料理番』(TBS)、映画では12年「臨場 劇場版」(監督・橋本一)、13年「横道世之介」(監督・沖田修一)、「今日子と修一の場合」(監督・奥田瑛二)、15年「GONINN サーガ」(監督・石井隆)、「ピースオブケイク」(監督・田口トモロヲ)、舞台『エドワード2世』など。今後の活動には10月よりオンエアのNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』、11月公演の『桜の園』がある。

高橋惠子

高橋惠子(百合子役)

1955年・北海道生まれ。15歳の時、映画「高校生ブルース」で女優デビュー。さらに同年「おさな妻」でゴールデンアロー賞新人賞受賞。その後、映画「TATOO〈刺青〉あり」で、映画監督の高橋伴明と知り合い結婚。2人の子供、4人の孫もいる。2012年映画「カミハテ商店」で、1989年「花物語」以来23年ぶりに主演を務める。現在は映画、テレビ、舞台、CMと幅広く活躍している。

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監督・脚本 高橋伴明

監督・脚本 高橋伴明

1949年・奈良市生まれ。「婦女暴行脱走犯」で1972年に監督デビュー。以後、若松プロに参加、60本以上のピンク映画を監督。1982年「TATOO〈刺青〉あり」で、ヨコハマ映画祭監督賞受賞。以来、脚本、演出、プロデュースと幅広く活躍。1994年「愛の新世界」で、おおさか映画祭監督賞を受賞、ロッテルダム映画祭にも出品。その他に「光の雨」(01)、「火火」(04)、「禅 ZEN」「丘を越えて」(08)、「BOX 袴田事件」(10/イラン・ファンジル国際映画祭で監督賞)。「MADE IN JAPAN~こらっ!~」(11)、「道-白磁の人-」(12)など。

プロデューサー 大日方教史

プロデューサー 大日方教史

化学工場勤務を経て、若松孝二監督に弟子入り、映画界に。「寝盗られ宗介」以降のほとんどの作品に携わる。その後若松監督をはじめ、行定勲監督、塩田明彦監督、山下敦弘監督作品のライン・プロデューサーを務める。主なプロデューサー作品に「ロストパラダイスイントーキョー」(監督・白石和彌/09)、「はなればなれに」(監督・下手大輔/12)、「今日子と修一の場合」(監督・奥田瑛二/13)、「始まりも終わりもない」(監督・伊藤俊也/14)、「シェル・コレクター」(監督・坪田義史/16)などがある。

音楽 安川午朗

音楽 安川午朗

愛知県生まれ。89年頃に石井隆監督と出会い、映画音楽の仕事に携わるように。成島出監督「八月の蝉」(11)で、日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞。「ふしぎな岬の物語」(14)で、同賞優秀音楽賞、「凶悪」(監督・白石和彌)で、毎日映画コンクール音楽賞、ヨコハマ映画祭音楽賞を受賞。その他の主な作品に、石井隆監督のすべての作品、「OUT」(監督・平山秀幸/02)、瀬々啓久監督「ヘヴンズ・ストーリー」(10)「ストレイヤーズ・クロニクル」(15)、「君に届け」(監督・熊澤尚人/10)、坂本順治監督の「北のカナリアたち」(12)「人類資金」(13)、「白ゆき姫殺人事件」(監督・中村義洋/14)、「ソロモンの偽証 全編・事件/後編・裁判」(監督・成島出/15)など。

撮影監督  小川真司

撮影監督 小川真司

国内、海外で撮影助手を経験の後、1983年よりカメラマンに。TVCM、音楽PV、報道(CNN)、ハリウッド映画まで、その撮影経験は多伎にわたる。現在は映画を中心に撮影、照明を担当する撮影監督を主に、スチル撮影も務める。一連の【北白川派】映画「MADE IN JAPAN~こらっ!~」(10)、「カミハテ商店」(12)、「正しく生きる」(15)などで撮影監督を務める。本作品でも撮影、照明、スチル、オンライン編集、エンドタイトル、グレーディングを担当。日本映画撮影監督協会会員。

編集  鈴木歓

編集 鈴木歓

1954年・愛知県生まれ。映画編集者として、鈴木晄、井上治、菊池純一に師事。主な編集作品に若松孝二監督「スクラップ・ストーリー ある愛の物語」「キスより簡単」「われに撃つ用意あり」「寝盗られ宗介」など。廣木隆一監督「800 TWO LAP RUNNNER」「ゲレンデが溶けるほど恋したい」など。黒沢清監督「CUAR キュア」「蜘蛛の瞳」「蛇の道」など。大友克洋監督「ワールド・アパートメント・ホラー」、石井總亙監督「ユメの銀河」など、桑田圭祐監督「稲村ジェーン」、中田秀夫監督「暗殺の街 極道捜査線」山川直人監督「ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け」など、福岡芳穂監督「正しく生きる」など、小水一男監督「ほしをつぐもの」など、平山秀幸監督「人間交差点 雨」、緒方明監督「にっぽんチャチャチャ」、山本起也監督「カミハテ商店」、林海象監督「彌勒」。

VFXスーパーバイザー  立石勝

VFXスーパーバイザー 立石勝

1964年・京都府出身。83年より京都のシネマドオルフェにて8mmの自主制作映画を作り始め、NHKエンタープライズ21CGルームにて、CGデザイナー、CGディレクター、CGプロデューサーを担当。バンダイビジュアル『G・R・M』にデジタル助監督として参加。その後、イマジカリンクスにてVFXスーパーバイザーを務める。06年より(株)金魚事務所を設立。映画「回路」、「ドラゴンヘッド」、「僕の彼女はサイボーグ」、「禅」、「感染列島」、「キャタピラー」、「BOX袴田事件 命とは」、「あなたへ」、「クロユリ団地」など、映画のVFXを中心に活動している。 

助監督  山本起也

助監督 山本起也

1966年静岡市生まれ。広告映像の演出を経てドキュメンタリー映画製作を開始。無名の4回戦ボクサーたちを6年に渡り追った処女作『ジム』(03)で劇場デビュー。2006年には、90歳になる実の祖母の「住み慣れた家の取り壊し」をモチーフにした第2作『ツヒノスミカ』を発表。同作品で、2008年スペインのパンプローナで開催された国際ドキュメンタリー映画祭PUNTO DE VISTAにおいて、ジャン・ウ゛ィゴ賞(最優秀監督賞)を受賞する。2012年、高橋伴明がプロデュースした劇映画『カミハテ商店』を発表。同作は第47回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でメインコンぺ部門12作品の1本に選ばれる。

製作  高橋惠子 小林良二 塩月隆史

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高橋惠子 小林良二 塩月隆史

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